何だか運命を感じてしまう〜。
「Lyraにとって大切な人の命日にRed Hot Chili Peppersのニューアルバムがリリースされるなんて」と思いながら速攻予約をした数ヶ月前。あれから待ちに待ったアルバム・リリースと、今日和訳するこの曲も2ndシングルとしてリリースされたから、嬉しいことが他にもあったこともあり、一緒に過ごした楽しかった日々を回想するのが楽しく思えて来て、RHCPに感謝したくなりました。
何故、今、リリースしてくれたの?
こんなに癒してくれるようなサウンドをこの日に?
「この偶然も運命なのかな」と運命なんか信じていないのに、余りにも嬉しくて、つい頭に「運命」文字が浮かんだから笑ってしまった。
ミュージックビデオも自由をもとめて叫んでいるみたいで今の自分とリンクする。
ハートが熱くなる。
これはLyraだけでなく、今のご時世、色んな人々が生きることの意味を追い求めて生きている気がする。
ならば、このアルバムを聴けば、癒しや悲しみを自分の様に感じて、聴く人のハートに響くはず、と、そう強く感じている。
つい先日Red Hot Chili Peppersのアルバムリリース前の、先行シングル【Eddie】を、このブログでとりあげたばかりだけど、感謝の気持ちも込めて、2022年10月14日にリリースされたばかりのこの【The Drummer】を取り上げちゃいます。
今日 Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロスアンジェルスで結成されたバンド、Red Hot Chili Peppers レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。
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1983年結成。ミクスチャーロックの創世記から活躍して、ロックだけではないファンクもパンクも混ざり合った、多くのアーティスト達に影響を及ぼして来たパワフルなバンドである。
世界中で1億2000万枚以上レコードセールスがある史上最も売れているビックバンドの一つでもある。
今日Lyraが和訳する曲は、2022年10月14日今日リリースされたばかりのRed Hot Chili Peppersの 13枚目のアルバム『Return of the Dream Canteen』に収録されているシングル 【The Drummer】。
詳しい解説はLyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!
Return of the Dream Canteen is the thirteenth studio album by the American rock band the Red Hot Chili Pepperrs, released on October 14, 2022, through Warner Records as a double LP and single CD. Produced by Rick Rubin, it was recorded during the same sessions as the band's previous studio album, Unlimited Love,released earlier in 2022.
=The Drummer=
Stay away
Fall asleep
Take a look at what you think
And what you really need to keep
My atoms are indivisible
Shut it up
Run it down
Live a life that's underground
A heated love that's not allowed
A Dum Dum Club is inadmissible
Let's make a wish as we enter the lift
'Cause the system's a relative bore
The drummer is leaning without any meaning
Outside of the Club Troubadour
I don't know you and I don't know what's true anymore
I don't know you
And I don't know what's true anymore
Walk it back
Get the knack
Information to unpack
A guitar in a gunny sack
My best move is in the criminal
Let's make a wish as we еnter the lift
'Cause thе system's a relative bore
The drummer is leaning without any meaning
Outside of the Club Troubadour
I don't know you and I don't know what's true anymore
I don't know you
And I don't know what's true anymore
Let's move like the Chapatula do
I'd be down to wallow in New Orleans
See-through sunrise on the Waterloo
Slits are rather fancy when they're forming, I do
Better days
On the way
Flowing like a manta ray
The Dodgers made a double play
My dance moves are sub-subliminal
Let's make a wish as we enter the lift
'Cause the system's a relative bore
The drummer is leaning without any meaning
Outside of the Club Troubadour
I don't know you and I don't know what's true anymore
I don't know you
And I don't know what's true anymore
Listen to my one request
I don't know you
And I don't know what's true anymore
目覚めたまんまでいる
眠りに落ちるお前の思考を見てみろ
そしてずっとこのままでいたいと思える
本当に欲しているものを見てみろ
俺の原子力は目には見えないぜ
黙れよ
それを消耗させろ
人生を生きるんだ
それは地下組織のもの
興奮する愛は受け入れられない
馬鹿者クラブじゃ許容できねぇけどな
エレベーター(昇降機) に
乗りこみながら願おうぜ
だってシステムは
相対するうんざりな仕事なんだから
意味もなく
そのドラマーは練習してる
クラブ・トラブドールの外で
お前のことなんか知らないし
もう真実が何だかわからねぇよ
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歩いて戻れ
コツを掴め
開梱情報
麻袋に入ってるギター
俺のイチオシ映画は
犯罪ものさ
エレベーター(昇降機)に
乗りこみながら願おうぜ
だってシステムは
相対するうんざりな仕事なんだから
意味もなく
そのドラマーは練習してる
クラブ・トラブドールの外で
お前のことなんか知らないし
もう真実が何なのかもわからねぇよ
チャパチュラがやってるみたいに動こうぜ
俺はニューオリンズで
快楽に耽ってしまうかもな
ウォータールーの上で
太陽が昇るのを見透かすかもしれねぇ
スリットが
形成されている場合
かなり派手になる
俺はやるぜ
良き時代
もう直ぐ到着だ
オニイトマキエイみたいに漂うかな
ドジャースがゲッツーを取ったぜ
俺のダンスは潜在意識のなせる技
エレベーター(昇降機)に
乗りこみながら願おうぜ
だってシステムは
相対するうんざりな仕事なんだから
意味もなく
そのドラマーは練習してる
クラブ・トラブドールの外で
お前なんか知らないし
もう真実が何なのかもわからねぇよ
あーあ
俺の注文をちょっくら聞いてくれ
お前のことなんか知らねぇし
もう真実が何なんだかわからねぇや
Songwriters:Anthony Kiedis, John Frusciante, Chad Smith ,Flea
Translator: Lyra Sky 和訳
ニューアルバムについて
『Return Of The Dream Canteen』は、RHCPの13枚目のスタジオアルバムで、この前にリリースされた先行シングル【Eddie】の時にも書いたが、Rick Rubinがプロデュース。
お馴染みのサウンドになっているのは、Rick Rubinも合わさり、Johnも帰ってきたから、、、そのせいかもしれない。
気心知れた仲間でレコーディングしたから、このリラックスしたムードと懐かしいサウンドが一体化した安定感を味わえるのだ。
このリラックスした雰囲気が、彼らに一気に曲を作らせ、ノリノリのまま、今年2022年4月1日にリリースしたばかりの前作のアルバム『Unlimited Love』のレコーディング時に、何十曲も一気に曲を完成させてしまったパワーをメンバーに与えたのだと思う。
RHCP
ヴォーカリストのAnthony Kiedis、ベーシストのFlea、ドラマーのChad Smith、ギタリストのJohn Frusciant の4人が生み出す、オルタナティブロックにパンクロック、ファンク、P-Funk、ヒップホップに、ハードロックなどが混在したサウンド、、、それが唯一無二の存在にまでRHCPが成り上がった要因だろう。
折衷的な魅力が、ファンクメタルやラップメタル、ニューメタルにまで影響を与えているのだから、音楽に対して素晴らしい貢献をして来たのだと言いたい。
RHCPは、オルタナティブロックの歴史上、最も成功したバンドであり、ビルボードオルタナティブソングチャートでも最もNo.1シングルを(14曲)、最も累積的な週数(85)、最も多くのトップ10ソング(25曲)の記録を持っている。
勿論グラミー賞も6つも受賞しているし、2012年にはロックの殿堂入りも果たした。
そしてSNSでもお知らせしたが、今年2022年にハリウッド・ウォーク・オブ・フェームでRHCPの星を獲得したのだから、今年は彼らに取って最高な年になったのではないだろうか?
勿論、長いこと待たされて来た、私達にとっても一年の内に、2枚ものフルアルバムをゲット出来たのだから最高な年になったのではないだろうか?
【The Drummer】歌詞について Lyrics
世界中をツアーして来たレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。行く先々でご機嫌なロックを披露して来た。
ほぼスタジアム級のライブしかここ何十年もしていないだろうけど、色々な場所のライブハウスの様子が目に浮かぶ歌詞が良い。
実際に彼らが過ごした場所があちこち歌詞に出てくるところがLyraにはAnthonyらしくてホッコリしてしまう、、、まあ、危ない場所やマイナーな場所もあるので、聞いた人が全員同じようにホッコリ気分には普通はならないと思いますが(笑)。
初っ端からその場所が出て来ていて、 Club Troubadourは、実際にあるクラブで、一時期はハードロック系が多かった。
バンドが2006年にStadium Arcadium Tour を導入したウェストハリウッドにあるナイトクラブのことである。
良い感じに知ってるクラブをぶっ込んで来るAnthonyにやられてしまうLyraである。
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歌詞真ん中あたりのTapatulaとは、メキシコ南東部のチアパス州の都市のこと。もう少し詳しく説明すると太平洋岸の平野部にあり、グアデマラとの国境に近い。コーヒー、カカオ、サトウキビを生産する豊かな農業地帯が広がる場所。食品加工業も盛ん。北東約30kmに中央アメリカ第2の高峰タカナ山がそびえる。
ソコヌコの真珠の愛称もあり、Tapachulaは、ナワトル語で、水に囲まれている意味がある。これはこの地域で頻繁に洪水が起こることに由来。
この農業地帯が多い事からのんびりしたイメージを持つと思うが実際には、アメリカにある国境地域と同じくタパチュラも不法移住、麻薬密売、暴力の問題がある。
大体不法移住者は、中米出身である。
Tapatulaでは警察の力が強い。重要なイベントが開催されるときには特別セキュリティ対策も実施されているくらいだ。RHCPのライブも多くのPoliceが警備しただろう。
そのことを言っているならば均整がとれた生き方を言っていることになるだろうけど、この場合は違う。
快楽や労働の意味合いだと思う。その2つを追いかけて生きることが、Anthonyには理想の生き方なのかも。
【Eddie】の和訳解説の時にも書いたので重複するが、Instagramのアカウントで数回、このアルバムについてAnthonyのメッセージが投稿されていた。
[Eddie】を例に挙げるとEddie Van Halen について書いた曲なのに彼の名前は出てこないがバンドの初期にカレが、サンセット大通りで過ごした日々のこと、Van Halenが「俺たちの意識に描いたロックンロール・タペストリーについて語っている。結局のところ俺たちの曲は、Eddieの死ではなく、彼が最高にワイルドな夢を生きた事を君たちに覚えいてほしいと伝えるものになった」と語るように唯一無二の存在だったEddieを讃え、今生きている様に描いて素晴らしい歌詞を書いている。優しさで溢れている。
『Return Of The Dream Canteen』は、ニューアルバムだが、個人的には、とても懐かしいサウンドだ。
『Return Of The Dream Canteen』は、ニューアルバムだが、個人的には、とても懐かしいサウンドだ。
「Unlimited Love』も哀愁あるメロディでそこに王道のアメリカンロックやハードロックの要素が多かったが、今回のは、大人っぽい渋めのグルーヴが多い。時々サイケデリックなら雰囲気も醸し出しているが、ファンキーなサウンドが多く、ゆったり聴き入ってしまう音もあり、不思議なアルバムだ。
全米公演は、今月10月テキサス州にて終わりを迎える。
来年の一月末からは、ニュージーランドとオーストラリアのスタジアムを回る予定。
これは個人的な情報なんだけど、、、南米にいる知り合いによると、来年ライブが決まっていて、その前あたりに来日が決まっているらしい。日本が終わってからアルゼンチンとか、回る、、、まあ、夢のような話と思う人もいると思うけど、Johnの体調が良ければ(現状維持してくれたならば)、この予定通り、来日してくれるでしょう。
Lyraだと、このアルバムタイトルは、『夢の食堂の帰還』と意味するが、アメリカ英語だと『夢の水筒の帰還』と言う意味になるが、どちらにしても、人間が生きて行くには、なくてはならないものだ。生きて行くにはRed Hot Chili Peppersが必要な私たちには納得の行くタイトルね。
だからと言って『Return Of The Dream Canteen』は、夢ではない。夢心地でゆったりとグルーヴし、時にはエキサイトして聴ける、優しさと愛で満ち満ちている現実を生きて行く上で、なくてはならないアルバムなのだ。
Let's Toast with Kindness & Love!
Refers to a nightclub located in West Hollywood, where the band introduced their Stadium Arcadium back in 2006.
Personnel
Produced By Rick Rubin
Written By Anthony Kiedis, John Frusciante, Chad Smith ,Flea
Recording Engineer Ryan Hewitt
Mastering Engineer Vlado Meller
Mixing Engineer Ryan Hewitt
Guitar John Frusciante
Assistant Mastering Engineer Jeremy Lubsey
Bass Flea
Drums Chad Smith
Engineer Bernie Grundman
Recorded At Shangri-La, Malibu, CA
Release Date
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